聖地、池袋西口公園。
立教生なら馴染みがあるのではないでしょうか。そうです、西池・芸劇前エリアです。
まだ記憶にも新しい昨年9月、豊島区は2019年秋の完成を目指し「池袋西口公園」を再開発する計画を発表しました。
同区は「国際アート・カルチャー都市構想」を策定していることもあり、芸術の発信拠点としての街づくりに力を入れていることが顕著に分かりますね。
(↑完成予想図)
しかし、当然のように再開発には賛否両論あるわけです。
「カップルや学生、酔い潰れたサラリーマンにホームレスと西口広場は正しく「広場」している感じが良かった」
などの意見もあり、その稀有な存在としての西口公園を名残惜しむ声を見かけることも多い。こういった話題は興味関心がある分野であり、所属するゼミでも「公共空間の在り方」というものを考えていたりするんですよね。
個人的に、このトピックにおいて重要なのは「空間が誰のためにあるのか」だと思っています。
そこにあるのは限りなくオープンに開かれた空間のみであり、所有者目線の考え方は不適当なのではないかと。
仮に「池袋西口公園の再開発」が行われるとすれば、そこには利用者が共有する利害関係が存在するべきであり、偏った思惑による再開発は為されるべきではないはずです。
まあ詰まる所、何が言いたいのかというと「再開発の内容は本当にそれでいいのかな?」ってことです。学生ながら? 学生だから? 少し疑問に感じてしまうのが本音。
古くから芸術文化の歴史が街に根付いている “池袋だからこそ” の活性化・再開発の取り組みであるとは思いますが、新しい街へと変貌を遂げていくためには、先に述べた「空間が誰のためにあるのか」という視点が不可欠なのではと思うところです。
西口公園よ、永遠に!!!!!
終